コロナ対策した住まい方
お世話になります。近江八幡の(株)住宅工房ライブスです。
昨今の感染症対策から換気や加湿に関心を寄せる人が多いようです。
加湿器の買い替え若しくは買い足し、なかには家が完成してから初めて24時間換気を稼働させる人もいるとか・・・
安全で安心できる住環境!加湿について
住環境を提案しているライブスからまずは、加湿についてアドバイスです。
買い替え若しくは買い足しの前に現在の加湿器の置き場を変えてみて下さい。換気経路の風下に置いてあっても部屋の加湿にはなりません。置き場を変えるだけでも随分と違います。
これに加えて室内での洗濯物干し等を組み合わせてみてください。
エアコン・加湿器・換気経路が重要になります。
*室温23℃ 湿度50%をベンチマークにして空気を管理
なお超音波式加湿器はNGです。
超音波式以外の方式の加湿器は、たとえ貯水タンク内に雑菌が繁殖したとしても、その雑菌は『放出されない』。
それに対して、超音波式は貯水タンク内やその下にあるミストを発生させる霧化部(振動子)がある水槽に繁殖した菌が室内に『そのまま放出されてしまう』。
要するに、『腐敗した水を入れた霧吹きで、部屋全体にスプレーをしているようなもの』と考えると、その怖さがわかります。
続いて、換気について
今住まわれている家の換気システムについて理解してください。
2003年に建築基準法改正以降にできた住宅には機械による24時間換気の導入が義務付けられていて、この住宅の計画換気量は2時間で建物内部の空気が1回入れ替わるように計画されていますが、新型コロナ対策としては1時間に1回以上の換気をするよう言われています。計画換気が行われている建物でも新型コロナの対策として必要な換気量に足りません。
具体的な数量を示しますと、30坪の住宅の(気積は240㎥)計画換気では1時間に約半分の(120㎥)空気が入れ替わる能力の換気扇を取り付けています。これでは換気量が不足していますので、足りない分を補わなければなりません。
普通は窓を開けて換気しますが、開けた窓の面積が1㎡有り風速1mの風が吹いていると1時間で3600㎥の空気が入れ替わります。日本では平均で2~3mの風が吹いていますから、風がある時は2~3分、ほんの少し窓を開ければ換気できることになります。
これらのことを念頭におきながら、フィルターのチェックも重要になります。
こまめな掃除、時には交換をおススメします。
*室温23℃ 湿度50%をベンチマークにして空気を管理することはかなりハードルが高いと思われる方もおられると思いますが、安全で安心できる住環境の目安としてお考え下さい。
これから新築をお考えの方に、ライブスの家では家中を23℃ 湿度50%前後にする様々な工夫があり、その一部に間取りの重要性があります。
間取りについては次回ご紹介したいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。