ヒートショック
お世話になります。 近江八幡で注文住宅なら住宅工房ライブスの平井です。
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秋らしく
ようやく秋らしい風が吹き気持ちよくなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今年の夏は本当に暑かったですね。テレビやラジオでは、毎日のように熱中症の報道がされていました。夏のヒートショックでもある熱中症による緊急搬送者数・死亡者数は過去最多までになったそうです。年々変わりつつあるこの異常気象を把握して、これからの生活に活かしたいものです。
でも夏の暑さで亡くなる方より、冬の寒さで亡くなる方が多いんです。これからの気持のよい季節が過ぎると家の中でおこる恐ろしい事故
(ヒートショック)が増えることでしょう。
ヒートショックの怖さ
私の知人も数人ですが、
ヒートショックによる事故で半身不随になってしまった方もいます。
左図をご覧ください。熱中症や交通事故とは比べものにならないくらいの方が、毎年ヒートショックが原因で命をおとしているのが現実です。
2つ目の左図は、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所が平成26年3月に発表した、『都道府県別にみた高齢者1万人あたりCPA(入浴中心配停止状態)件数(件)』というデータです。
事故件数が最も少ないのは沖縄県であり、次いで北海道となっています。同じく寒いイメージのある青森県は4位です。逆に発生件数が多いのは香川県・兵庫県・我々の滋賀県と比較的温暖な地域であり、省エネルギー基準地域区分でいうと『5~6地域』であることがわかります。
ヒートショックの原因
ヒートショックの原因は、家の寒さであり、暖房をせず冬の寒さを我慢して起こるものなのです。
最近知り合いになった北海道出身の知人は僕によく言います。「滋賀の家は本当に寒いよ!」って。
そしてこの危険な状況を知らない人が多いのも現実。
なぜかニュースなどであまり報道されていないのも現実です。
この現実を受け止め、より豊かな生活を導く事ができるのが、我々建築家の使命だと思っています。性能を重視した新築工事や改造工事、暮らし方などの提案をすることで家庭内でのヒートショック事故がなくなる未来のために積極的な暖房を心掛けて、なおかつ省エネで暮らせる日々の提供に努めたいと思います。