宮大工としての貴重な経験
お世話になります。
近江八幡で注文住宅なら住宅工房ライブスの平井です。
本年も残りわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、応援で行っていた彦根城馬屋 大工工事が終了しました。
この馬屋は、全国の近世城郭に残る大規模な馬屋としては他に例がなく、国の重要文化財に指定されているそうです。このような仕事は、なかなか携われないので、良い経験となりました。
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各工程丁寧に
仕事の内容は、木材の腐っている部分を取り換えるという工事、腐っていない部分は、そのままですから大変です。まず傷がつかないように解体し、何百もある材に符丁を付、腐り部分の確認、材料発注、木材加工、防腐剤注入、そして取り付けといった工程です。桧の良い木味の材料だったので仕事はやりやすかったのですが、その数と正確さに最初は圧倒されましたが、無事に全工事が完了しました。
下鴨神社工事
その彦根城馬屋の工事の途中に急遽、京都の下鴨神社に行くこととなったのです。
あの世界遺産の下鴨神社にです。その工事の内容は、桧皮葺きの吹き替え工事だったのですが木材部の腐りによる取り替え工事です。彦根城馬屋の工事同様、取り替えは取り替えなのですが、下鴨神社は屋根部分ですので曲がっている箇所もありますから難しい工事でしたがここも無事に終える事ができました。
そして修行時代に良い経験をさせていただいたお陰で、社寺もこなせるようになりました。
「お前ぐらいしか頼める奴がいない」と言ってくれた親方。本当にうれしい言葉でした。
後世に伝えること
こういう仕事は、元々の形を出来るだけ元通りに戻す事と、昔の材は出来るだけ残すという事が基本です。その仕事のやり方であったり考え方、屋根の線のセンスなどがすごく大事になってきます。親方から受け継いだ技を、僕も後世に伝えていかなければいけない事だと深く思いました。
「もっと僕が造る家を建てたい!!」
「快適な空間を体験してほしい!!」
「まるでカフェみたいな空間を楽しんでほしい!」
皆さんも是非、住宅工房ライブスのホームページを見てください。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。