暖房の仕方
お世話になります。
近江八幡で注文住宅なら住宅工房ライブスの平井です。
寒い冬ももう少しという事で、今回は皆さんが使用している暖房の仕方のお話です。
断熱材の無い家
明治になっても家の中には囲炉裏があり、調理をしながら暖をとっていました。
高度成長期にマイホームが建ちましたが断熱材は入っていません。
寒さをしのぐためにストーブを使いますが、家の性能が悪いのでどんどん熱が逃げていき、
しかたなくコタツとどてらでしのぎました。
なぜ暖房するの?
一般的な住宅に断熱材を使うようになって実はまだわずか20年。
少しずつ家の性能が良くなり、電気が普及し最近ではエアコンで暖房ができるようになりました。
では何故、人は暖房するようになったのでしょう?
それは寒いと人が死ぬからです。外で飼っていた犬の寿命は5~7年でしたが、家の中で飼うと15~20年に延びます。冬を暖かく過ごすのは家族の健康と長寿命の為以外にありません。
一見、家の性能向上とエネルギ―の安定供給により暖房できるようになった日本ですが、実はまだまだ採暖の域を抜け出していません。ひと部屋が暖かいだけでお風呂は極寒。囲炉裏で温まっていた時代と何も変わっていないのです。
真省エネ基準の義務化
【新省エネ基準の義務化】
日本がこれから迎える超高齢化社会では、寒さによる健康被害や家庭内死亡が大きな問題なので、国交省は2020年以降、今よりもっと暖かく住める家しか建ててはいけないという法律を作りました。
つまり今の家では不十分。もっと暖かい家でなければ豊かな長寿国にはなれないということ。
もっと暖かい家とは?
【もっと暖かい家とは?】
今の家の8~10分の1のエネルギーで家全体が暖められる家。
今の普通の家では家全体を健康暖房するのに月に20万円掛かりますので、それを2万円で出来る家というイメージです。エネルギー問題と健康問題を同時に解決するには、高性能な住宅しかないことがわかっているのは日本だけでなく、アメリカもドイツも同じです。
私の建築人生は断熱材を入れる前の日本の伝統的な仕事からはじまり、今では家全体を暖房しても暖房費は月に1万円掛からない家を建てています。
私の技術は、皆さんのご家族に健康で長生きして頂くためだけにあります。