防災の月
お世話になります。(株)住宅工房ライブスです。
2021年8月、今までにない事の連続だった夏といっても過言ではないでしょう。
人々にさまざまな思いを残した東京オリンピックの17日間。
賛否が分かれる中での大会の開催は『終わったからよかった』『選手たちが活躍したからよかった』では済まされない。ただ新型コロナウィルスが世界を覆った世界で、初めて開かれたオリンピックは、大会が開かれたからこそ、多くの気づきを与えてくれたでしょう。
また、夏の甲子園も2年ぶりに開催されました。新型コロナウィルスの感染拡大に翻弄されながらも、夢舞台にたどり着いた球児や関係者。『帰ってきた夏』に去来するそれぞれの思いがあったことでしょう。
そして、長雨に集中豪雨といった雨による災害がありました。
各地で河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、また建物の浸水や道路の冠水といった洪水被害が発生したようです。
このような事態に対応できるよう、今一度準備をしておきましょう。
*食料・飲料などの備蓄、十分ですか?
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。(備える→食べる→買い足す。のサイクル)
*非常用持ち出しバッグの準備、できていますか?
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
非常用持ち出しバッグの内容の例(人数分用意しましょう)
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
*警戒レベルを用いた防災情報を理解しておきましょう。
警戒レベルは災害発生の危険度が高くなるほど数字が大きくなります。
警戒レベル1から順に住民の方々がとるべき行動をみていきましょう。
■警戒レベル1は、災害への心構えを高める
災害発生の危険性はまだ低い段階ですが、気象庁から警戒レベル1『早期注意情報』が発表された場合には最新の防災情報などに留意するなど、災害への心構えを高めて下さい。
■警戒レベル2は、ハザードマップなどで避難行動を確認
気象庁から警戒レベル2『大雨注意報』や『洪水注意報』等が発表され、災害発生に対する注意が高まってきた段階です。
ハザードマップで災害の危険性のある区域や避難場所、避難経路、避難のタイミングの再確認など、避難に備え、自らの避難行動を確認しておきましょう
■警戒レベル3は、危険な場所から高齢者等は避難
市町村から警戒レベル3『高齢者等避難』が発令された段階です。避難に時間がかかる高齢の方や障がいのある方、避難を支援する方などは危険な場所から安全な場所へ避難しましょう。また、土砂災害の危険がある区域や急激な水位上昇のおそれがある河川沿いにお住まいの方も普段の行動を見合わせたり、いつでも避難できるように準備したり、危険を感じたら自主的に避難をしましょう。
■警戒レベル4は、対象地域住民のうち危険な場所にいる人は全員避難
市町村から警戒レベル4『避難指示』が発令された段階です。対象地域の方は全員速やかに危険な場所から避難してください。
■警戒レベル5は、命の危険。直ちに安全確保
市町村から警戒レベル5『緊急安全確保』が発令された段階です。既に災害が発生しているか又は災害が発生直前であったり、確認できていないもののどこかで既に発生していてもおかしくない状況で、命が危険な状況ですので、直ちに安全な場所で命を守る行動をとってください。
警戒レベル5になってからでは、安全な避難が難しい状況です。予定していた避難場所への避難が危険な場合には、自宅の上の階や、崖から離れた部屋に移動するなど、その場でとることができる少しでも身の安全を確保するための行動をとるようにしましょう。